上海浦東国際空港(シャンハイプートンこくさいくうこう、英語名:Shanghai Pudong International Airport、空港コード:PVG)は、中華人民共和国上海市浦東新区に位置する、上海の主要国際空港。市中心部から東へ約30キロメートルの海岸近くにあり、1999年に開港しました。上海虹橋国際空港が主に国内線や近距離路線を担うのに対し、浦東国際空港は国際線の中心的な役割を果たしています。中国東方航空や上海航空のハブ空港として機能し、世界各地を結ぶ重要な航空拠点です。
規模と利用状況

上海浦東国際空港(Shanghai Pudong International Airport、空港コード:PVG)。2017年8月24日撮影。
空港は広大な敷地を有し、複数の滑走路を備えた4F級の国際空港です。ターミナルは主に第1ターミナル(T1)と第2ターミナル(T2)に加え、サテライトターミナル(S1・S2)で構成されています。サテライトは本館と自動ピープルムーバーで結ばれ、効率的な移動が可能です。
近年の旅客取扱量は非常に多く、2024年は約7,680万人、2025年には約8,500万人に達し、中国国内で最も利用の多い空港の一つとなっています。国際旅客の割合も高く、貨物取扱量では世界有数の規模を誇ります。北米、欧州、アジア、オセアニアなどへの長距離国際線が充実しており、上海および長江デルタ地域の玄関口として重要な位置を占めています。
施設とサービス

上海浦東国際空港にて、2016年9月2日撮影。
ターミナル内には免税店、飲食店、ラウンジ、両替所、Wi-Fiなど、国際空港として必要な施設が整っています。国内線と国際線が混在する構造で、到着・出発階が明確に分かれています。無料のシャトルバスや動く歩道でターミナル間の移動も便利です。近年は拡張工事も進められており、さらなる処理能力の向上が図られています。
利用上のポイント
国際線利用時はチェックインや保安検査に時間がかかることが多いため、余裕を持った到着が推奨されます。24時間運用で、深夜便にも対応しています。空港内の案内表示は中国語・英語が中心ですが、主要なサービスはわかりやすく配置されています。
上海浦東国際空港は、単なる発着空港を超えて、上海の国際都市としての顔を象徴する存在です。世界と上海を結ぶ重要なゲートウェイとして、今後もさらなる発展が期待されています。初めて利用される際は、ターミナル情報や交通手段を事前に確認されると安心です。
アクセス方法(簡易)
市内からのアクセスは多様で便利です。
- 磁浮列車(リニア):空港駅と龍陽路駅を約8分で結び、地下鉄へスムーズに乗り換えられます。
- 地下鉄2号線:空港から直接市内中心部(人民広場など)まで約60〜70分で到達可能です。
- 市域空港線:虹橋国際空港との間を約40分で結びます。
- タクシーや空港バス:ドア・ツー・ドアの利便性や夜間の移動に適しています。
これらの交通手段により、空港から上海各所への移動が比較的容易です。
アクセス方法(詳細)
上海浦東国際空港は上海市中心部から約30〜50km東に位置しています。主な交通手段は以下の通りです。特に龍陽路駅を経由するルートが便利で、前回お話しした龍陽路駅との関連が深いです。
磁浮列車(リニアモーターカー・上海磁浮)
最も速く、上海らしい体験ができる方法です。
- ルート:龍陽路駅 ↔ 浦東1号2号航站楼駅(空港駅)
- 所要時間:約7〜8分(約30km)
- 運賃:普通席 片道50元(往復80元)。当日の航空券提示や交通カード利用で40元程度に割引される場合があります。VIP席は100元。
- 運行時間:空港発 おおむね7:02〜21:42頃、龍陽路発 6:45〜21:40頃(間隔15〜20分程度。最新は公式で確認を)。
- ポイント:龍陽路駅で地下鉄2・7・16・18号線と接続。空港到着後はターミナルと連絡通路で直結しており、移動しやすいです。最高運用速度は現在300km/h前後です。
龍陽路駅周辺や2号線沿線に宿泊する場合に特に便利です。
地下鉄2号線
最も安く、直通で市中心部まで行ける定番手段です。
- ルート:浦東1号2号航站楼駅(空港)から西へ。龍陽路、世紀大道、陸家嘴、南京東路、人民広場、静安寺、虹橋方面へ。
- 所要時間:空港〜龍陽路 約40〜45分、空港〜人民広場 約60〜70分程度。
- 運賃:距離によるが、空港〜市中心部でおおむね6〜9元前後。
- 運行時間:おおむね6:00頃〜22:30頃(始発・終電は時期により変動)。
- ポイント:ターミナル1・2を結ぶ連絡通路の2階に駅があります。荷物が少ない方や予算を抑えたい方に最適。混雑時間帯は注意が必要です。
タクシー・配車アプリ(DiDiなど)
ドア・ツー・ドアで便利ですが、料金は高めです。
- 所要時間:市中心部まで約45〜60分(渋滞次第)。
- 運賃:人民広場方面で日中150〜250元程度(夜間や高速料金で上乗せあり)。
- ポイント:荷物が多い、深夜到着、家族連れの場合に向きます。正規タクシー乗り場を利用し、メーター確認を。アプリ利用時はAlipayやWeChat Payの準備が便利です。
空港バス
複数の路線があり、主要駅やホテル方面へ直通します。
- 運賃:おおむね20〜36元程度。
- 所要時間:60〜90分前後(渋滞影響あり)。
夜間便もあるため、終電後の選択肢になります。行き先や時刻は空港内案内やアプリで確認してください。
その他(空港間移動など)
- 市域空港線(エアポートリンク線):虹橋空港との間を約40分で結びます(運賃26元前後)。両空港間の移動に便利です。
- ホテル送迎や専用車を事前手配する方法もあります。
おすすめの選び方
- 時間優先・体験重視:磁浮(龍陽路経由)
- コスパ重視:地下鉄2号線
- 荷物多め・深夜:タクシーや配車
- 虹橋空港へ:市域空港線や2号線
運行時間や運賃は変動する可能性があるため、出発前に上海地下鉄公式アプリや磁浮公式情報、空港案内で最新を確認することをおすすめします。到着後は「磁浮」「地下鉄」の案内表示に従ってください。
空港内施設各店
PandaQ

PandaQ(パンダキュー)/上海浦東国際空港、2016年9月2日撮影。
PandaQ(パンダキュー)は、上海浦東国際空港第1ターミナルの国際線制限区域内(3階、19番搭乗口付近)にあるパンダテーマの専門店です。
中国の象徴であるパンダをモチーフにした商品を幅広く取り扱い、各種サイズのぬいぐるみやシミュレーション玩具、キーホルダー、スマホストラップ、文具、Tシャツなど、かわいらしいグッズが揃っています。空港ならではのお土産探しに便利で、特にパンダ好きの旅行者に人気です。営業時間はおおむね7:30〜23:30です。
第1ターミナル限定のパンダグッズ店として知られ、出国後の待ち時間に気軽に立ち寄れるスポットとなっています。



コメント