昆明市は、雲南省の省都であり、「春城」として知られる高原都市です。以下、地誌、地理、歴史、有名な観光地に分けてご紹介します。
地誌
昆明市は雲貴高原の中部に位置し、市中心部の標高は約1891メートルです。全体の地勢は北高南低で、北部に三台山・拱王山・梁王山が連なり、最高点は馬鬃嶺の約4247メートルに達します。南部は比較的なだらかな盆地が広がり、南に滇池(てんち)という大きな断層湖が広がっています。山地と丘陵が約88パーセントを占め、平地は限られていますが、湖や盆地が点在する地形が特徴です。
地理
面積は約2万1013平方キロメートルで、常住人口は約870万人です。低緯度高原の亜熱帯山地モンスーン気候に属し、年平均気温は約15度。夏は涼しく冬も温暖で、四季を通じて春のような気候が続きます。日照時間が長く霜が少ないため、花が一年中咲き誇り、「花都」とも呼ばれます。南は東南アジア方面への玄関口として、交通の要衝でもあります。
歴史
約3万年前から滇池周辺に人類が住み、「昆明人」の化石が発見されています。戦国時代に滇国が栄え、漢代に中原に編入されました。唐代の765年、南詔国が拓東城を築いたのが都市の起源とされます。元代に中慶城と称して雲南の省都となり、現在の「昆明」の名が定着しました。明清を経て近代に発展し、抗日戦争期には西南聯合大学が置かれるなど、重要な役割を果たしてきました。
有名な観光地
世界自然遺産の石林(カルスト地形の奇観)、滇池と西山、市内の翠湖公園、金殿(青銅の寺院)、官渡古鎮などが人気です。民族村や世界園芸博覧園もあり、自然と歴史・民族文化を楽しめる都市です。
雲南省昆明市の主要街路
- 北京路(南北の主軸道路)
- 人民路(人民東路・人民中路・人民西路)
- 東風路(東風東路・東風西路)
- 正義路
- 金碧路
- 拓東路
- 青年路
- 春城路
- 白塔路
- 護国路
- 大観路
- 広福路
- 環城路(環城東路・環城西路・環城南路・環城北路)
- 西昌路
- 海埂路
- 南屏街(歩行者専用商業街)
- 一二一大街
- 学府路
- 滇池路
- 穿金路
- 龍泉路
- 五一路
- 武成路
- 民航路
- 西壩路
- 彩雲路
昆明市の主要街路と歴史的背景は次のページでまとめています。あわせてご覧ください。


昆明市の主要街路と歴史的背景
ここでは昆明市の主要街路とその歴史的背景を解説しています。北京路は19世紀末に形成され貴昆鉄道開通を機に改名された南北主軸、人民路は明代の運河整備に由来し1950年代に拡張された東西軸、東風路は城牆撤去跡に建設された近代の都市軸です。

