上海市は、中国東部に位置する直轄市であり、国際的な大都市です。以下、地誌、地理、歴史、有名な観光地に分けてご紹介します。
地誌
上海市は長江デルタの沖積平野にあり、地勢は極めて平坦です。平均標高は約4メートルで、東部から西部へわずかに傾斜しています。西部に天馬山や佘山などの低い丘陵があり、陸上部の最高点は天馬山の約98メートルです。海域の大金山島は約104メートルで、市域全体で最も高い場所となります。長江の泥砂が堆積して陸地が広がってきた地形で、崇明島などの島々も含まれます。
地理
面積は約6340平方キロメートルで、常住人口は約2480万人です。北は長江、東は東シナ海、南は杭州湾に面し、西は江蘇・浙江両省と接します。黄浦江が市を東西に分け、西岸を浦西、東岸を浦東と呼びます。亜熱帯モンスーン気候に属し、四季がはっきりしています。夏は高温多湿、冬は比較的穏やかで、梅雨や台風の影響を受けやすい地域です。
歴史
約6000年前から西部に人々が住み始めました。春秋戦国時代には呉・越・楚の影響下にあり、元代の1292年に上海県が設置されて都市の基礎が築かれました。1843年の開港以降、列強の租界が設けられ、国際貿易港として急速に発展しました。20世紀前半には「東洋のパリ」と称されるほどの繁栄を見せ、1949年の解放後も工業・商業の中心地として成長を続け、改革開放政策以降は世界的な金融・経済都市へと変貌しました。
有名な観光地
外灘(バンド)は万国建築群と浦東の夜景が対比する象徴的な場所です。東方明珠塔や上海センターなど陸家嘴の超高層ビル群、明代の庭園である豫園、南京路の賑わい、旧フランス租界の街並みも人気です。上海ディズニーランドや崇明島の自然も楽しめ、伝統と近未来が共存する魅力あふれる都市です。
